高千穂の神社めぐり|天岩戸神社・高千穂神社・槵觸神社へ。秋祭りの日に夫婦で巡った一日

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こんにちは、mu-sanです。

連休の最終日に、妻と宮崎県の高千穂町へ神社めぐりに出かけてきました。天岩戸神社から天安河原、高千穂峡、高千穂神社、荒立神社、そして槵觸(くしふる)神社へ。この日はちょうど秋祭りの日で、神様が神輿に乗って町を巡る行列に出会い、最後には神様が本殿へお戻りになる神事にまで立ち会わせていただきました。

神話のふるさとと呼ばれる高千穂で過ごした、ちょっと不思議でありがたい一日を、順番に振り返ります。

※本記事は施設・自治体からの招待・タイアップではなく、自費で訪問した体験をもとに作成しています。

今回のルート

順番立ち寄り先ひとこと
1天岩戸神社(西本宮)神職の方の案内で天岩戸を遥拝
2天安河原宮川辺の大きな洞窟
3あまてらすの隠れCafe高千穂牛のランチ
4高千穂峡橋の上から渓谷を眺める
5高千穂神社秋祭りの神幸行列に遭遇
6荒立神社木槌で板木を七回打つ
7槵觸神社神様がお戻りになる神事を拝見
8道の駅 通潤橋(帰り道)お土産探し

天岩戸神社|神職の方の案内で「天岩戸」を遥拝

天岩戸の神話を、古事記をもとにイラストでたどる約3分半の動画にまとめました。後半では、今回歩いた高千穂の神社も登場します。

天岩戸神社西本宮の入口に立つ木の鳥居としめ縄
木々に囲まれた天岩戸神社 西本宮の拝殿

高千穂に着いたのは12時すぎ。まずは天岩戸神社へ向かいました。

天岩戸神社は岩戸川を挟んで西本宮と東本宮があり、どちらも天照大御神をお祀りしています。西本宮の御神体は、天照大御神がお隠れになったと伝わる天岩戸の洞窟です。

この天岩戸は、自由に見に行くことはできません。神職の方が付き添う境内の案内に参加すると、拝殿の裏手にある遥拝所から、川を挟んだ対岸の天岩戸を拝むことができます。 公式サイトによると、案内は申し込み不要で、案内料もかかりません(お気持ちの箱が置かれています)。所要時間は10〜15分ほどです。なお、遥拝所から天岩戸を撮影することはできません(撮影禁止)。ぜひ自分の目でしっかり拝んでください。

案内の中では、こんなお話を聞かせていただきました。

  • 天照大御神が岩戸を少し開けたとき、力の強い神様がその岩の扉を長野県まで投げ飛ばしたと伝わること
  • 天照大御神が再び岩戸に戻らないよう、岩戸の前に縄を張って結界のようにしたのがしめ縄の始まりと言われていること

岩の扉を投げたのは、手力男命(たぢからおのみこと)と伝わります。天岩戸神社の公式サイトでも、扉を長野県の戸隠山へ投げたと伝わる話が紹介されています(しめ縄の始まりのお話は、公式サイトでの記載は確認できませんでした)。目の前の景色と神話がつながると、ぐっと身近に感じられますね。

※案内の開始時間は、現地の案内板や授与所でご確認ください。

天安河原宮|神々が集まって相談したと伝わる洞窟

大きな洞窟の中に鳥居としめ縄が見える天安河原宮

天岩戸神社から川沿いの道を歩いて、天安河原宮(あまのやすかわらぐう) へ。川辺にぽっかりと口を開けた、大きな洞窟のような場所です。

案内板によると、御祭神は思兼神(おもいかねのかみ)と八百萬神(やおよろずのかみ)。天照大御神が岩戸にお籠りになったとき、八百万の神々がここに集まって相談をしたと伝わっています。辺りには小さな石がたくさん積まれていて、独特の静けさがありました。

天岩戸神社と天安河原宮の御朱印は、西本宮の授与所でいただけます。私たちは各500円でいただきました。

御朱印帳に記帳していただいた天岩戸神社の御朱印
御朱印帳に記帳していただいた天安河原宮の御朱印

※天安河原宮へは徒歩のみで、階段があり外灯もありません。歩きやすい靴がおすすめです。

お昼は「あまてらすの隠れCafe」で高千穂牛ランチ

渓谷の緑が見えるテラス席に置かれた、高千穂牛めんとライスバーガー、マンゴードリンク

天安河原から参道を上がったところにある「あまてらすの隠れCafe」でお昼ごはん。テラス席からは渓谷の緑が見えて、とても気持ちのいいお店でした。

注文したのは、高千穂牛めんと高千穂牛ライスバーガーセット。セットにはドリンクが付いていて、マンゴードリンクを選びました。店頭の看板の表示では、ライスバーガーセットが1,450円、めんのセットが1,550円でした(2026年10月12日時点)。

このお店では宮崎のクラフトビールも売っていて、運転があるのでテイクアウトで購入しました。夜のお楽しみです。

※営業時間・定休日は公式情報を確認できなかったため、訪問前にご確認ください。

高千穂峡|橋の上から渓谷を眺める

切り立った崖の間を川が流れる高千穂峡の渓谷

次は高千穂神社へ……と思ったのですが、秋祭りで神社周辺が混み合っていて、右折で入るのが難しい状況。先に高千穂峡へ向かいました。

第2駐車場に車を停めて歩き、今回は奥までは行かずに、渓谷に架かる橋の上から景色を眺めました。切り立った崖の間を流れる川は、上から見下ろしても迫力があります。

※高千穂峡周辺の駐車場は、場所によって料金が異なります。最新の情報は高千穂町観光協会のサイトでご確認ください。祝日はボートの予約もすぐ埋まるようなので、乗りたい方は早めの予約がおすすめです。

高千穂神社|秋祭りの行列と、獅子舞に頭を噛んでもらう

高千穂神社の正面に立つ大きな鳥居

高千穂神社は、駐車場に入るまでに少し時間がかかりましたが、無事に到着。正面の鳥居から参拝しようと向かうと、ちょうどお祭りの神事の行列が練り歩いているところでした。

行列には、天狗のようなお面をつけた方が5人ほど、さまざまな装束の方々が続き、最後に神輿。そして獅子舞が近くに寄ってきて、妻と私の頭を噛んで(咥えて)くれました。思いがけない出来事に、二人で笑顔になりました。

木々に囲まれた高千穂神社の社殿

行列を見送ってから、あらためて参拝しました。高千穂神社は、高千穂郷八十八社の総社として信仰されてきたと伝わる神社です。境内で見られるものをまとめます。

  • 本殿:案内板によると、安永7年(1778年)に建て替えられたもので、国の重要文化財に指定されています。
  • 鉄製狛犬:鎌倉幕府の寄進と伝わり、こちらも国の重要文化財です。
  • 秩父杉:畠山重忠の手植えと伝わる杉の大木。案内板では高さ約55m、樹齢約800年とされています。
  • 夫婦杉:根元がつながった杉で、手をつないで周りを三回廻ると願いが叶うと伝わります。
見上げるほど高くまっすぐに伸びる杉の巨木
高千穂神社の社殿に施された人物の木彫り

社殿の彫刻の中には、御祭神の三毛入野命(みけぬのみこと)が鬼神「鬼八(きはち)」を退治したと伝わる伝説を思わせる場面もありました。

御朱印は「1番〜5番」から選ぶ形式

高千穂神社では、御朱印が1番〜5番まで用意されていました。私たちが行ったときは、

  • 1番:高千穂神社(御朱印帳に手書きで記帳)
  • 2番:槵觸神社(はじめは記帳不可とのことでしたが、途中から記帳していただけるようになりました)
  • 3〜5番:紙に書かれたもの(書き置き)

という形でした。初穂料は各300円でした。2番が近くの槵觸神社の御朱印だと教えていただき、これが次の出会いにつながります。

御朱印帳に記帳していただいた高千穂神社の御朱印
高千穂神社で記帳していただいた槵觸神社の御朱印

※御朱印の種類や記帳の可否は、日によって変わる可能性があります。

神社めぐりには御朱印帳があると便利です。楽天市場では、こんな御朱印帳も見つかります。[PR]

うるわしき 御朱印帳(楽天市場)

荒立神社|木槌で板木を七回打って幸福を

荒立神社の裏山にある、木槌で打つ干支の板木と案内板

続いて訪れたのが荒立神社。案内板によると、御祭神は猿田彦命と天鈿女命(あめのうずめのみこと)。荒木を使って急いで庵を建てたことから「荒立」の名が付いたと伝わります。

参拝していると、社殿の裏山から「カーン、カーン」と木を打つ音がたくさん聞こえてきました。何だろうと思いながら本殿の脇から裏山へ上がってみると、「七回打って幸福を呼ぶ」干支の板木が、木槌と一緒に吊るされていました。

山の中を歩いて、いくつかの干支の板木を見つけては木槌で打ち、自分の干支の板木も打つことができたので、ここで終わりにしました。

槵觸神社|神様がお戻りになる神事に立ち会う

石段の先に見える槵觸神社の社殿

最後は、高千穂神社で御朱印をいただいた槵觸(くしふる)神社へ。せっかく御朱印をいただいたのだから、お参りしたいと思ったのです。

車を停めて鳥居の前に着くと、遠くから鈴の音が聞こえてきました。急いで参道を進み、石段を上って本殿の前へ。参拝すると、宮司さんから「神様がもうすぐお戻りになりますよ」と声をかけていただき、神事の最後を拝見させていただくことになりました。

宮司さんによると、鈴の音を鳴らしていた行列は、槵觸神社の神様が神輿に乗って、高千穂神社へご挨拶に行く神事とのこと。どうやら、私たちが高千穂神社で見送ったあの行列が、槵觸神社へちょうど戻ってきたところだったようです。

槵觸神社の石段を、白装束の担ぎ手が神輿を担いで上がってくる様子(参加者の顔はモザイク処理)

宮司さんからは、神輿を正面から撮影してよいと許可をいただき、「正面から撮ったほうがかっこいいよ」とアドバイスまでいただきました。

行列は参道を通って石段を上り、本殿の周りを3周。そして神様が神輿から乗り移られ、本殿へとお戻りになりました。もちろん神様の姿は見えませんが、とても厳かな雰囲気の中で執り行われていました。

槵觸神社は、案内板によると元禄7年(1694年)に社殿が建てられるまでは、山そのものを神様として崇めていたそうです。

天岩戸神社から始まり、高千穂峡、高千穂神社、荒立神社と巡ってきて、ちょうど神様が槵觸神社にお戻りになる瞬間に立ち会えた。帰り道、妻と「神様に導かれたのかもしれないね」と話しました。

※槵觸神社の例大祭の日程は年によって異なります。高千穂町観光協会などで最新情報をご確認ください。お祭りの日は交通規制が行われます(2026年は13:00〜16:30)。

帰り道は道の駅 通潤橋へ

道の駅 通潤橋の建物の外観

帰りは熊本県山都町の道の駅 通潤橋に立ち寄りました。道の駅の名前になっている通潤橋は、2023年に国宝に指定された石橋です。今回は橋までは行かず、道の駅でのお買い物だけでした。

ここで夜のビールのお供を探して、馬見原ホルモンを購入。山都町馬見原の「肉のみやべ」さんの商品で、味噌味のホルモンです。ほかに、山都町産のブルーベリーを使ったジャムも買いました。

パッケージに入った味噌味の馬見原ホルモン

夜は家で、宮崎のクラフトビールと乾杯

帰宅後に並べた、この日のお土産(クラフトビール2本、馬見原ホルモン、ブルーベリージャム)
帰宅後、自宅のテーブルに置いたクラフトビールの瓶とグラス、皿に盛ったホルモン

ビールはお昼のカフェで買って持ち帰り、帰宅してから楽しみました。

購入したのは、延岡市の宮崎ひでじビールの2本です。

銘柄スタイル・度数(ラベルの表示)店頭価格(訪問時)
栗黒ダークチェスナットエール・9%1,000円
OHRAI Belgian Tripelベルジャン・トリペル・8%1,200円

どちらもアルコール度数が高めなので、ゆっくり味わいたいビールです。馬見原ホルモンを焼いて、高千穂の一日を振り返りながら乾杯しました。

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
飲酒運転は絶対にやめましょう。

まとめ

天岩戸神社で神話にふれ、天安河原の洞窟で静けさを感じ、高千穂神社では秋祭りの行列と獅子舞に出会い、荒立神社で板木を打ち、最後は槵觸神社で神様がお戻りになる神事に立ち会う。一つひとつの出来事が、まるでつながっていたかのような一日でした。

高千穂は、ただ観光地を回るだけでなく、神社と神社のつながりや、地域で大切に受け継がれてきたお祭りを感じられる場所です。訪れる際は、ぜひ時間に余裕を持って、ゆっくり巡ってみてください。

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